苔テラリウムとは…What is
苔テラリウムの種類…type
苔テラリウムには大きく分けて二つの種類があります。
デスクや棚の上などに飾れる「置き型」と吊るして飾ることのできる「ハンギング型」です。
飾りたい場所に応じてお好きな型を選ぶことが出来ます。
苔テラリウム製作に必要なもの…tool
❶ガラス瓶(ふた付)、透明。
透明でフタ付きのガラス瓶をご用意ください。グリーンやブルーなどの色付きガラスは、光合成を遮るためテラリウムには不向きです。初心者さんは、口径の広い瓶から始めるのがおすすめです。慣れてきたら、電球型や理科の実験で使うような薬瓶、大型水槽にチャレンジするのも楽しいです。
❷ピンセット
苔を挿し込んだり、飾りを配置する際に用います。また、ガラス瓶のお掃除にも使います。長さ15㎝以上、先端の形状が鋭利なものをご用意しておくと便利です。
❸霧吹き
土台の土を固める際、使用します。また、ガラス瓶内のお掃除の時、苔の水やりの時にも使用します。
❹割りばし
苔のコロニー(塊り)をガラス瓶内に入れる時、大きな飾り(石など)をレイアウトする際に用います。また、苔を挿し込む際、補助としても使用します。
❺ハサミ
苔の根元や先端、苔のコロニー(塊り)をカットする際に使用します。
❻ティッシュ
水滴や土、苔のカスなどで汚れたガラス瓶内の清掃の際に使用します。隙間などの細かい部分はティッシュを小さくカットしたものをピンセットで掴んでふき取 ると美しく仕上がります。細部は綿棒などでも代用できます。
❼フィギュア、飾り石など
テラリウムのオリジナル性を高めるビジュアルポイントとして用います。
ガラス瓶内は湿度が非常に高いので、素材が木製、紙類などの飾りはカビが発生しやすく 不向きです。❽スプーン
ガラス瓶の中に土や飾り砂などをを入れる時に使います。柄の長いスプーンが作業しやすいです。
苔テラリウムの作り方…How to make
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土台作り
土台となる、苔テラリウム専用土、小石を入れ霧吹きします。
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ポイントとコツ01コケの前処理はていねいに。
当店のコケは、すぐにテラリウムが製作できるようカット、洗浄処理済みですが、万が一、ゴミや不純物が混入している場合はていねいに除去してください。 また、ガラス瓶の大きさやレイアウトのイメージに合わせてコケをカットします。
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レイアウト
苔と大きな飾り石をレイアウトします。 この時、苔の上には石などを置かないでください。 光合成が出来なくなり、苔が枯れる原因となります。
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苔の差し込み
バランスを見ながら背の高い苔、背の低い苔などをピンセットで奥深く挿す。 苔の持ち方は、写真のようにお願いします。
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ポイントとコツ02コケを挿し込む時は、ピンセットを垂直に持ち、深く挿し込み(植え付け)ます。
左の写真のように垂直に苔を掴みましょう。
瓶の底にピンセットの先端がつく位、深く挿し込み(植え付け)ます。 -
仕上げ
最後に、フィギュアなどを挿して完成です。
苔テラリウムの育て方…How to raise
やってはいけないこと…Note
01置き場所に注意
日なたには置かない。
ガラス瓶の中の温度が上昇し、苔が蒸れてしまいます。その結果、苔が弱り、カビや枯れの原因となります。
02浄水器のお水や井戸水は不可
酸性、アルカリ性、PH数値などにより、苔が枯れてしまう場合があります。水やりの際のお水は水道水でお願いします。
尚、水道水の汲み置きはカルキが抜けているためガラス瓶の汚れも防げます。